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16*余命

2010/08/19

再び病院へ

eteに好転の気配はない

昨日と同じ点滴と注射をしてから先生が

「この子が好きな食べ物は何?ジャーキーとかかな?

もうこの子が好きな物を何でも好きに食べさせてあげて」と言った

もうそんな時なのか…

          *

eteは食が細いのでなるべくご飯をちゃんと食べて欲しくて

おやつは控えめにしてきた

ジャーキーも家に来た当初に少し与えたくらいだった

好きな食べ物もこれといってまだ決まっていなくて

強いて言えばささみやチーズかな…と言う程度

それも今は食べてくれなかった

娘の帰宅を待ってeteを預けジャーキーを買いに行った

チーズの入った美味しそうなジャーキー

これなら食べてくれるかな…

          *

小さく小さくちぎってeteの口元に持っていく

「お願いやから…1口で良いから食べて」と頼んでも

一生懸命私の顔を見ようとはするが

やはり食べてはくれなかった

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何か言いたげに見える

          *

唯一の救いはお薬をさほど嫌がることなく飲んでくれる事

お願いします 効いて下さい と念じながら飲ませた

          *

旦那さんが帰宅し

子供達がそれぞれの部屋に入ってから

昨日センターで診察後に先生から聞いた事を話し始めた

「言わんとこうかと思ったけど…」と言うので

「怖いけどやっぱり知っておきたい」と言った

          *

《1ヶ月もたないでしょう》

          *

          *

パソコンで調べた事も少し聞いた

発病後は数日から数週間で亡くなる事がほとんどで

もし薬が効いても一時的なもの

多分このまま弱っていくだろう…と

          *

センターやかかりつけの先生が見放したわけでもなく

私達が諦めたわけでもない

ただそう思うことが一番自然なことに感じるほど

恐ろしい病気にeteは罹ってしまった

          *

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《抱っこされると少し安心した顔…でも涙の跡のよう》

          *

子供達には今は言わずにいようと思った

昨日と同じ静かな夜をeteの傍で過ごした

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