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2015.11.08

高野山

ずいぶんと日が経ってしまいましたが

10月20日のFacebook

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『ちょっと遠方までお参りに』

くねくね山道を登って辿り着いたのは

開創1200年の高野山でした

こちらには 母方の祖父母の喉仏が納骨されています

(お墓は祖父母の出身地 長崎にあります)

一度は行きたいと思いつつ 年月が過ぎてしまい

弘法大師座像と薬師如来のご開帳に合わせて ようやく参拝に訪れました

平日でしたが ご開帳期間ということで

日本からも海外からもたくさんの参拝者が来られていて

メインの駐車場も満車だったので 先に奥の院へ

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紅葉の始まった参道は

凛としていながら どこか優しい空気が漂います

お堂内など 撮影禁止の場所が多いこともあり

今回は写真を撮ることよりも

そのときの感覚を 直に身体で覚えておこう…と思い ゆったりと歩きました

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開創の際 空海をこの場所に案内したのが犬であったことから

犬に寛大な高野山

立派なお墓が立ち並ぶ中でも 犬も一緒に歩くことが許されています

参拝の方も 一緒に参道を歩くののを

皆さんにこにこと 暖かい目で見て下さいます

でも ご存知ないであろう方に ちょっと怪訝そうな顔をされることがあったので

ちょっと心配になり 念のため現地で確認をしましたが

『大丈夫ですよ』とのお返事をいただき 安心しました

私自身 ののが参道を歩いていることに少々違和感がありましたから仕方ありません

もちろん リードやマナーはしっかりと!!は言うまでもなくです

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(一応カートも持っていきましたが カート嫌いなので乗りたがらず~)

犬のことを確認する前に 奥の院へ到着したので

さすがにちょっと遠慮をしてしまって

奥の院本堂手前の階段の下で 旦那さんと交代しながら別々にお参りをしました

(本堂の中も 抱っこかカートで入ることが出来るそうです)

階段を上がって 奥の院本堂を参拝し 人の流れに沿って進むと

弘法大師さまの少し手前にあるのが 納骨堂です

荘厳な雰囲気が漂う中 小さくも重厚感のある佇まいで迎えてくれました

亡くなって数十年…ようやくこちらにもお線香をあげることが出来て

何となく1つ役目を果たせたような…そんな気持ちになりました

弘法大師さまの元では 般若心経が響き渡る中 お参りの人の流れは絶えず

私も心静かに手を合わせてきました

子供たちと母へは

二十余年お大師様を守り続けた

奥の院御廟の屋根(檜皮)を使用したお守りをお土産にしました

表に 《共生》と書かれたこのお守りの裏には

『自然界に生を受けたものは人間、動植物に関係なくすべてが仏様であり、

 皆がともに生命を育む事が大切』 と書かれています

その教えに少しでも近づきたい…と思います

奥の院を後にして

ちょっと一旦休憩~

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すると ののを見てお店の方が奥から連れて来てくれたのは…

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ぴーちゃん♪

ののより1つ年下 とってもフレンドリーな女の子

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はじめまして~から お互いテンション高くじゃれるじゃれる♪

ののと同じように ごろごろ転がるぴーちゃん

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旦那さん 両手にごろごろフレンチ

可愛すぎ♡

思いがけず一緒に遊べる仔と出会えて ののとっても楽しそうでした

たくさん歩いて たくさん遊んで すっかりおねむなののを旦那さんにお願いして

ぜひ体験したいと思っていた《授戒》へ 1人向かいます

授戒は 仏さまの示された戒めの教え(戒)を

阿闍梨さまから直接授かり法話をいただく儀式です

お堂へ入ると 阿闍梨さまの影がかろうじて見えるくらいの暗闇の中

皆で心を合わせて『南無大師遍照金剛』を繰り返し

般若心経の一節を唱えます

幼い頃から耳慣れたお経に包まれて

少し緊張していた心が 次第に落ち着いていきます

そして阿闍梨さまからの法話

《手》 についてのお話でした

『手を合わせる という行いは

 右手が亡くなった方

 左手が煩悩(私たち)

 それを合わせることで 亡くなった方と繋がるということなのです』

続いて 阿闍梨さまのご友人のお話をされました

そのお話を聞きながら 私は祖父の《手》を思い出しました

私が小学生の頃に亡くなるまで 6年ほど同居していた祖父は

病気で入院するまで 長く軟式テニスをしていた ちょっとハイカラなおじいちゃん

私たち姉妹や隣に住む従姉妹も よく一緒にテニスコートへ連れて行ってもらいました

その祖父が毎日 先立った祖母へお経を上げるときには

必ず姉か私のどちらかを呼び 自分の右側に座らせて

お鈴を鳴らす役目を与えます

お経の合間 お鈴の箇所に来ると

祖父が 正座をした私の左腿を右手で軽く叩いて合図します

それに合わせてお鈴を『チーン…』

いつもやっているうちに お鈴の箇所を覚えて

良い頃合いで『チーン…』と鳴らすと 小さく頷いてくれました

そのポンと合図をしていた祖父の右手を久しぶりに思い出し

懐かしさが溢れました

阿闍梨さまはお話の最後に

『人の手は

 握れば拳になり 人を傷つけることも出来る

 開けば人を守り 人を助けることが出来る

 誰かが困っているときには

 どうしようかと戸惑い きゅっと拳を作ってしまいそうなその手を開いて

 どうぞ手を差し伸べて下さい』

と 仰いました

ほんの30分ほどでしたが

お守りをいただいて 真っ暗なお堂から青空の下へ出たときには

本当に清々しく 心が浄化されたような良い時間でした

旦那さんとののは すっかりお疲れでまだお昼寝中のまま

1人 薬師如来のご開帳へ

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言葉で表すのはとても難しいのですが…

ただただ 無になり 静かな心で見つめ お参りさせていただきました

4体の仏像を囲むように 16本の柱に描かれた

見事な朱色の立体曼荼羅もしっかりと見ることが出来ました

ののがそろそろ起きたかな~と連絡をし 合流したときには

うっかり参拝時間が終わってしまい

旦那さんとののは薬師如来ご開帳の金堂へ入れず…申し訳ない!

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せめてもの…と

金堂の前に並ぶ3本の高い柱の中央にある

薬師如来の手から伸びた五色の紐を手に お参り…

ののもこの紐をしっかりと手に 薬師如来と繋がってきました

当然 別のお寺にある 弘法大師座像のご開帳時間にも間に合わず…あぁ…

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広い広いとは聞いていたけれど

本当に想像以上に広くて 1日で全てをゆっくりとまわれるはずもなく…

でも今回 絶対に!!と思っていた目的は果たせたので大満足でした

(旦那さんには申し訳なかったけど)

私たちのお参りを喜んだ母は

『今度高野山へ行くのは お父さんとお母さんの喉仏を持って行くときかもね』

と笑っていましたが

しっかりとおじいちゃんとおばあちゃんにお願いしてきたので

きっと母は元気に長生きしてくれるでしょう

確かに 近そうで案外遠いので ひょいと気軽に行ける距離ではないのですが

またいつか必ず行きたいと思います

今度行ったときには

ののも一緒に奥の院本堂へ入ろう!

そしてまた ぴーちゃんと遊べたらいいね

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五感をフル活用して巡った1日

次に参拝出来る日まで

日々手を合わせ まわりとの共生を大切に

~長文を読んで下さり ありがとうございました

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コメント

エテ母さま

祖母はご詠歌をたくさんの方の前で披露するくらいの人でしたが
私は一度もお参りした事がありません。
良い1日を過ごされましたね。
私も手を開き差しのべられるよう心掛けようと思います。

投稿: みみっぺ | 2015.11.08 20:15

みみっぺさま

素敵なおばあさまだったのですね
忘れてしまいそうな遠い記憶に想いを馳せる時間が
きっと亡くなった方への一番の供養ですね

正真正銘の”命の洗濯”をしたような一日でした(* ̄ー ̄*)

投稿: ete-maman | 2015.11.09 19:32

おじいさんの手の所でほろっと
してしまいました、
優しい手だったんだしょうね

高野山良いところですね
葬儀の後喉仏だけ高野山に収めるんですか?
初めて知りました

投稿: ちゃこ | 2015.11.12 17:41

ちゃこさま

とても頑固できっちりとしていて
決してにこにこと愛想の良い人ではありませんでしたが
子供心にさり気ない優しさを感じるような祖父でした

高野山は本当に素敵なところでしたよ~
はい 喉仏だけこちらへ納骨するんです
父も母も…もしかしたら私たち夫婦もお世話になるかもしれません(* ̄ー ̄*)

投稿: ete-maman | 2015.11.13 10:14

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